Mybo WAVEハンドルとSynergy カーボンリム(2) [道具全般]

さて、前回予告した2月最終週から2週間も後ろ倒しになってしまいましたが、WAVEハンドルとSynergyリムについて、おおよその雑感がつかめてきました。以下、簡単に整理します。

(1)引き感
リムを初めて手にした時は硬そうな印象を受けましたが、実際に射ってみると驚くほど引きが柔らかいです。これはリムそのものの柔らかさもさることながら、ハンドルの材質も若干関係しているかもしれません。
JPアーチェリーさんのブログによると、「リカーブハンドルでは珍しい6082アルミ合金を使用したモデル」であり、「メーカーではこの素材を使用する事でしなやかさを出すと言って」いるとのこと。しなやかさにハンドルがどの程度まで寄与しているかはわかりませんが、少なくとも引きやすさに関しては一定の効果は発揮しているようです。

http://archerreports.org/2015/12/mybo-wave%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%81%8C%E5%85%A5%E8%8D%B7%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82/


(2)安定感
どのハンドルもそうですが、普通にそのまま組んだのではまず安定しません。WAVEハンドルを管理人がいじった限りでは、ブレースハイトが8インチを超えたところでリムのバタつきが収まり、8+1/4インチ付近で安定しました。ストレートな形状のためか、リムボルトを緩めただけではこのハイトになりません。管理人の場合は、弦sを10〜15回程度捻ってこのハイトにたどり着きました。

(3)グリップ
管理人の場合、グリップが滑ってしまい、ピボットをうまく押せませんでした。
ひとまず、滑り止めのテープを貼って対応しています。滑りさえしなければ、それなりに押しやすいグリップです(かつてのヤマハとほぼ同じ形状です)。

(4)スピード
近射で1本射った瞬間、あまりスピードは乗らなさそうな感触だったのですが、実際に距離を射ってみたら思った以上にスピードが出ませんでした(笑)。今しばらく短距離アーチャー生活が続きそうです^^;。だからといって、これといった不満はありませんが、引きやすさを踏まえると、もう2ポンド高いリムにしてもよかったかもしれません。


総じて、ハンドル自体が軽いのでセッティングの自由度が高いのと、純正リムを組んだ場合の引きやすさは大きな魅力です。また、チューニング次第ではありますが、競技用の弓としては「そこそこ」といったところ。そもそも、値段が値段(ハンドルとリムを合わせても7万円未満)なので、性能は価格相応といったところだと思います。初めて弓を買う、しかし予算が少ない、という人にとっては有力な選択肢と言えます。ただし、Synergyリムは今のところ国内で流通していなさそうなので、価格帯が近い代替品としてはSFアーチェリーのELITEリムやPSEのX-Pressionあたりになりそうです。
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